とし整骨院です。
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当院では、産後のお母さんすべてに産後骨盤矯正、骨盤ケアを推奨しています。
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それは単に「開いている骨盤を閉めたほうが良い」と言っているわけではありません。
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産後の骨盤矯正は健康にも大きく関係しているからです。
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そのカギを握っているのが呼吸です。
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今回はその「呼吸」について詳しくお話させていただきたいと思います。
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呼吸の大切さ。
唐突ですが、皆さんは呼吸していますか?
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もちろん呼吸していますよね。
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人間は一日に2万回以上、 一生にして6億から7億回呼吸をしているわけです。
呼吸量自体は1日で14400リットルにもなります。
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ものすごい回数、量ともに呼吸していますよね。
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もし、この呼吸量が増えるとどうなると思いますか?
呼吸量が増えると、 体にとってはいろいろな良いことが起こります。
呼吸のメカニズム
呼吸というのは肺に空気が入るということはみなさんもご存知だと は思います。
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しかし、肺自体が動いているわけではないのです。
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肺のまわりをかこっている胸郭というかこいが動いているから、 肺に空気の出し入れができるわけです。
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つまり、この胸郭という囲いがしっかりと大きく動いてくれると、 きちんと呼吸量アップにつながるのです。
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そして胸郭を動かすために、 体のたくさんの筋肉が使われているのです。
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逆にこの胸郭があまり動いていない浅い呼吸(いわゆる口呼吸) だと、外からの空気をうまく取り込めないのです。
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猫背やストレートネックの人はこのような口呼吸になりやすいので す。
呼吸量を増やすと良い理由
呼吸量が増えると、様々なメリットがあります。
①代謝の向上につながる。
細胞の中でエネルギーは生産されます。
エネルギーを生産するには必ず酸素が必要です。
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つまり、酸素が多く取り入れられたら、 エネルギーが多く生産されます。
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エネルギーが多く生産されたら、 それだけ代謝の向上していきます。
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ちなみに言うと、 エネルギーは細胞内にあるミトコンドリアという器官が生産してい ます。
②リラックス効果があります。
自律神経には交感神経と副交感神経というのがあります。
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交感神経は昼間動いている時に、強く働く神経、 副交感神経は夜などにリラックスしている時に強く働く神経です。
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そして、深い呼吸をしている時は副交感神経が強く働きます。
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つまり、深い呼吸をしている時ほど、 リラックス効果が期待できるわけです。
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不眠で悩んでいる人ほど、腹式呼吸ではなく胸式呼吸( 肩で息をする浅い呼吸)で浅い呼吸していることが多くなります。
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不眠の方はまずはきちんとした腹式呼吸ができることが大切ですね 。
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③免疫力に影響する。
人間の免疫機能の一つにnk細胞(ナチュラルキラー細胞) というのがあります。
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このnk細胞は体内に菌が入ってきた場合、 攻撃してくれる非常に頼もしい細胞です。
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そして、上記で記載しましたが、 副交感神経が強く働いてリラックスしている時に、 nk細胞も強く働きますます。
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つまり、呼吸量がアップすれば、nk細胞も活発になり、 免疫力向上につながるのです。
産後骨盤矯正と呼吸
産後骨盤矯正も呼吸量アップに大きく関係してきます。
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産後すぐの骨盤はかなり不安定です。
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呼吸する時には、骨盤もいっしょに動いています。
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吸うときには骨盤は開きます。吐くときは骨盤は閉じます。
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骨盤の動きが伴うことで、より呼吸がしやすくなるのですが、 産後すぐの骨盤は不安定なので、 呼吸をする時に骨盤の動きが連動しません。
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そのため、産後すぐの女性は呼吸が浅くなりがちです。
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呼吸量が減ってしまいますと、 様々な不調を起こす原因になりますので、産後ケアを行い、 骨盤ケアをしっかりとおこなうことは、 健康を維持するうえで非常に大切なのです。
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産後のお母さんは、育児することにいっぱいいっぱいですが、 ご自身の健康のことも考えてくださいね。
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お母さんが健康でいることが、 結果的には家族の幸せにもなりますからね。
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